前編では「Webサイトを作る上で必ずお聞きする3つのこと」と題し、
を挙げさせていただきました。
今回は、それぞれの項目について詳しく書かせていただきます。
単に「デザインをかっこ良くしたい」というクライアントもいらっしゃいます。
Webサイトはいわば会社やお店の看板ですから、「格好良くしたい」「見た目を良い物にしたい」と思うのは当然です。
しかし、多くの場合は「Webサイトから問い合わせが欲しい」「雰囲気を演出したい」などではないでしょうか。
予算を割いてWebサイトを作るのですから、当然ですよね。
しかし取り扱う商品のターゲット層によってはWebサイトではなく、紙のチラシやダイレクトメール、新聞広告のほうが実は有効だった……というケースも珍しくありません。
もう一度、解決したい問題点を洗い出してみてください。
問題点や目的を確認したら、「その問題を解決するためにWebサイトを使ってどのようなことをするか」を確認してみましょう。
それがそのWebサイトの「コンテンツ(内容)」となります。
ブログやコラムの連載かもしれませんし、働く人へのインタビューかもしれません。
あるいはミニゲームを盛り込んでユーザに遊んでもらったり、写真や動画を多用してお店へ来てもらいやすくすることかもしれません。
Webサイト上で買い物をしてもらうために、通販サイトを作成するのが適切な場合もあります。
どのようなアプローチ・展開をしていきたいのかをもう一度確認してみてください。
それによって、
などといったデザインテイストや情報、そして使うべき技術やソーシャルメディアの活用方法が明確になっていきます。
明確になるとブレにくくなりますよ。
Webサイトの意義は作ることではありません。利用し、更新することこそがWebサイトの存在価値を生むのです。
更新のされていないサイトに好感を持つ人はいませんし、サイトに好感をもってもらわなければその会社やお店・サービスへの印象も悪くなってしまいます。
Webサイトを作ったら、必ずページの更新や発信をしていきましょう。
以上のことは「あたりまえのこと」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしここが明確でないと、制作が迷走することも珍しくないのです。
どのような要望やターゲットを汲み取ったWebサイトを作ることが出来るか。ここがブレてしまいます。
Webは使い続けてこそ効果を発揮します。
もしかしたら、隠れていたり気づかなかったニーズがあるかもしれません。
そうした「あたりまえのこと」を確認してみませんか?